出産準備を進めていると、病院からいただいたリストを拝見していて、目をひいたのがコレです。

産褥(さんじょく)ショーツ
あまり聞かない言葉ですよね・・・。
なかなか聞き馴染みのない言葉ですが・・・産褥ショーツは、防水や撥水加工が施されていて、股のところが開閉可能になっているショーツです。

 

股のところだけではなくて、お腹のところも開閉可能になった「巻くタイプの産褥ショーツ」もあります。

 

この、巻くタイプの産褥ショーツは、少し厚めの生地になっていて、帝王切開用として販売されています。

 

これらの、産褥ショーツですが、実際に出産・入院される際に、「どのタイプを、何枚そろえるか?」迷われる方も多いかもしれません。

 

そこで、こちらのページでは、実際の出産体験を振り返り、必要枚数とおすすめ商品を紹介させていただきます。

 

もしよろしければ、参考にされてくださいね。

 

産褥ショーツを使ったメリットとデメリット

産褥ショーツ、インターネットで調べると、「要らない」という意見などもあり、はじめての出産時に「念のため」という位置づけで2枚、購入していました。

 

けれど、実際には、手術を伴う出産になった背景もあり、「買っていて、本当に正解」でした。

 

実際に、「あって良かった~(^^)」と感じたポイントについて、いくつか紹介させていただきますね。

 

メリット1:手術後の、傷口をカバーできて、痛みを軽減できた

何と言っても、個人的に大助かりだったのは、手術の傷口をカバーできたことです。

 

帝王切開で縦に傷口が出来ていたので、産婦人科で着るパンツ(ズボン)のゴムが、ちょうど傷口に当たってしまう位置にありました。

 

そのため、術後しばらくは、腹帯といって、お腹に巻くカバーもつけて過ごしました。

 

参考までに・・・

わたしが、産婦人科にて購入したのは、こちらのタイプでした。

手術になることが決まった際に、産婦人科にある販売機にて購入しました(^^)


腹帯 マジックタイプ フリーサイズ2個セット>>

「腹帯+帝王切開用の産褥ショーツ」の最強コンビで、傷の痛みがなくなってくるまで過ごしました。

メリット2:診察時に脱ぎ着がなくてラクだった

産前も役立つ

わたしが入院した産婦人科では、出産が近づくと、産婦人科のご指示があり、診察の際にも着用することになりました。

 

お腹がはって、前駆陣痛が来たり引いたりを繰り返していたので、とても助かりました。

 

大きなおなかで一瞬でも片足になるのが不安ですし、万一、ヨロヨロと倒れたりしたら大変ですから、ショーツの脱ぎ着がないだけでも、とっても助かりました

 

産後も役立つ

産後の診察についても、術後、麻酔が効いていたり、身動きが取れない間、助産師さんや看護師さんが空けたり閉めたりしてくださったので、産後もショーツは活躍しました。

 

デメリット1:使う期間が短い・・・と、言われている

産褥ショーツの機能や役割を考えると、手術を伴わないご出産の場合などは、本当に短い期間した使わない方も多そうです。

 

産前は、出産前の診察にて、脱ぎ着をご自身で最後までされる方もいらっしゃると思います。

 

また、産後についても、自然分娩の方や、帝王切開で横に切った方の場合も、産後の体力が回復されると、ご自分で脱ぎ着できるようになります。

 

ひとりで脱ぎ着ができるようになりますと、股の開閉機能は使わなくなります。

 

そうなりますと、生理用のサニタリーショーツで十分になったり、悪露も減ってくると、通常のショーツやマタニティーショーツで過ごせるようになります。

 

わたしの場合も、出産後翌日には歩くなどのリハビリが始まり、痛みは続きましたが、2日目には自分で脱ぎ着もスムーズに出来るようになっていました。

 

ちなみにわたしの場合は、股の開閉機能を使わなくなってからも、産褥ショーツの「厚み」が傷口を守ってくれるのが有難くて、退院するまで、「腹帯+産褥ショーツ」のコンビで選択しつつローテーションし利用し続けていました。

 

体験談

産後4日目くらいに、産褥ショーツから、マタニティショーツに変えました。
ですが、授乳する際に、赤ちゃんを抱っこすると、ズボンのゴムが傷口に当たっていたかったので、すぐに「腹帯+産褥ショーツ」のセットに戻しました。
生地の厚み、とっても重要だと身にしみました(>_<)

 

 

産褥ショーツは、何を何枚そろえる?

2度の出産を経て、「もしも、3度目の出産があったなら、出産前後にあると便利な「産褥ショーツ」をどのようにそろえるか?」をイメージして、整理してみました。

 

帝王切開の場合

産前

普通のマタニティショーツ、もしくは「股のところだけ空くボタンタイプの産褥ショーツ」がおすすめです。

 

体験談

産褥ショーツは、授乳ブラとのセットで購入できるものもあります。
産後もしばらく使われることを想定される場合は、セット購入もおすすめです。

 

 

入院の日数にあわせて、枚数を調整しましょう。

 

出産当日

「股のところだけ空く産褥ショーツ」を1枚。

 

産後

「股のところが空く」という機能そのものは、ご自分で脱ぎ着が出来るようになると使わなくなります。

 

自分で産褥パッドを当てたり、外したりするときには、ナプキンを付けたり外したりする要領で、ショーツを脱いでのほうが簡単です。

 

そのため、ひとつの判断基準としては、「産褥ショーツに、どこまでの役割を求めるか?」がポイントです。

 

  • お腹の傷をカバーしたい
  • 生理用ショーツとしても利用したい

 

このように、産後の腹帯代用品のような位置づけで「少しでも厚いショーツにして、傷の痛みを和らげたい」と考えていたり、産後、生理が来た際に「生理用ショーツとしても活用したい」と中期的な利用を考えている場合には、4枚ほど持っておくのも良いかと思います(^^)

 

4枚ありますと、入院中はもちろん、産後も、洗濯してローテしつつ途切れずに使えます。

 

数を考えてみよう!

【少なめに用意したいとき】
産前・・・マタニティーショーツを使う
出産当日・・・産褥ショーツを使う
産後1日目・・・産褥ショーツを使う
以降・・・マタニティーショーツを使う

産褥ショーツは2枚

【多めに用意したいとき】
産前・・・産褥ショーツを使う
出産当日・・・産褥ショーツと腹帯を使う
産後1日目・・・産褥ショーツと腹帯を使う
以降・・・産褥ショーツもしくは腹帯(どちらも使うのもアリ)を使う

産褥ショーツ4枚

産褥ショーツ等、目的別におすすめ品をご紹介

産褥ショーツ

防水シートで、股とお腹のところが空く仕様になっています。

 

全開タイプの産褥ショーツ

 

 

産褥ショーツ+腹帯セット

 

 

産褥ショーツとハーフトップブラのセット

入院中に活用しやすいお得なセットです。

 

 

手術用腹帯

帝王切開後の傷をカバーしてくれる必需品です。

 

入院準備、頑張ってください(^^)

お腹も大きくなり、お身体がつらい面もあるかと思いますが、早め早めにご準備されることをオススメします。

 

また、出産は、自然分娩の予定であっても、途中で帝王切開に切り替わることもあります

 

そのため、個人的には、産褥ショーツは「股のところだけでなく、お腹のところもあく、全開タイプ」がオススメです。

 

産婦人科等から提供される、入院予定や出産前後の過ごし方をもとに、入院中のイメージをしてみてくださいね。

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