くもんや通信教育_自宅学習

幼児期にくもんなど習い事の教室に通ったり、通信教育を進める際に、お子さまのお勉強態度について感じやすい2つの壁があります。

 

  1. お勉強習慣を身につけたい
  2. ひとりで学習できるようになってほしい

 

①は、親子ともに机に向かうなどして、まずは毎日のお勉強時間を習慣化するステップです。

 

②は、親御さまがしっかりと見守っている中で、お子さまがおひとりでお勉強をすすめるステップです。

 

こちらのページでは、②の「お子さまが、どのようにしてひとりでお勉強できるようになるのか?」を考えてみたいと思います。

 

自立してお勉強できるタイミングは、意外と近くに迫ってきているかもしれません。

 

ぜひ、記事を最後まで読まれて、お子さまの様子を観察してみましょう。

 

年齢がすすんでいても、お勉強習慣を作るところから

「まだ、早い?」と心配される親御さまも多いのですが・・・

 

ひとりで机に向かう習慣については、年少さん以上のご年齢であれば、はたらきかけていくことも出来ます。

 

その際、「すでに、親子で机に向かう習慣がある」場合のほうが、スムーズに自立しやすいため、

 

  • 親子で一緒に机へ向かうべきか?
  • ひとりで机に向かうことができるか?

 

今の状況をもとに、判断してみましょう。

 

すでにお勉強習慣がついている場合には、「ひとりで机に向かう」きっかけを作り、

 

まだお勉強習慣がついていない場合には、「毎日お勉強する」きっかけを作りましょう。

 

お勉強習慣がついていない段階で、「ひとりでお勉強すること」を目指すと、親子ともに負担が増えてしまう傾向にあります。

 

お子さまのご年齢が小さければ小さいほど、ステップを分けて進められるとスムーズにすすみやすいのでおすすめです。

 

すでにお勉強習慣があるならば・・・

すでに親子で机に向かうお勉強習慣がついている場合には、お子さまのお外での様子もじっくり観察してみましょう。

 

園やお教室などに通っている場合には

 

  • すでに、先生が相手なら、ひとりで(学習等)出来る

 

という可能性もあります。

 

お外ではひとりで出来ることが、ご自宅では出来ていない・・・というときには、「甘えたい」もしくは「ひとりでする必要がない」という心境になっているかもしれません。

 

甘えたい気持ちも受け止めてあげる

「お母さんと一緒に、お勉強したい」と伝えてくるときには、その気持ちをしっかりと受け止めてあげながら、それを上回るご褒美が効果的です。

 

例えば、「この文字、書いてみてね」とか「ここまで終わったら、声かけてね」とひとりでの学習を促します。

 

そして、終わったところで、スキンシップ等も含めて大きく喜び、褒めてあげましょう。

 

そのような小さな成功体験によって、「ひとりで学習するのはさびしいな・・・」というお気持ちを払拭してみてはいかがでしょうか。

 

「ここまで出来たら、褒められそう!」というワクワク感に変えていく作戦です。

 

はじめは、お子さまにとって褒められることが目的だったとしても、徐々に「できるようになる喜び」が楽しさや自信に繋がるケースが多々あります。

 

そこに繋がるまでの間は特に、「ひとりで学習」するようになったとしても、しっかりと目や気はむけて、励まし続けましょう。

 

ひとりで学習をするときには、教材も重要

はじめて「ひとりで学習する」というタイミングは、教材の難易度が比較的やさしい場面がおすすめです。

 

幼児期の学習では、同じことを何度も繰り返したり、螺旋的に似たような問題を何度も解くかと思います。

 

1度目ではなく、2度、3度と繰り返し、「すらすら出来る」と想定される場面で、「ひとりで出来た」という成功体験を促してみましょう。

 

問題を解ける喜びに加えて、ひとりで出来たという喜びも加わり、自信が出るきっかけになります。

 

学習予定を見えるようにするのも効果的

一週間の学習予定を時間割のように作り、お子さまと共有するのも効果的です。

 

年少さん以上になってきますと、曜日を意識して「あと〇日で、日曜日になるから、〇〇に遊びに行こう!」とか「今週は〇曜日だから、園で〇〇するよ」などの会話も出来てきます。

 

はじめは曜日の概念を理解できなくても、親御様が意識的に話しかけて、何度も説明してあげることで、曜日を意識できるようになります。

 

予定がみえると、自分で調整できるようになる

学習予定を把握できるようになると、「明日、〇〇の予定があるから、今日のうちに済ませておこう」と親子もしくはお子さまご自身で調整できるようになります。

 

ポイントは、「必ずするべき予定だ」という認識ができるように、しっかりと親御様も重要視することがポイントです。

 

ひとりで学習するようになっても意識はむける

慣れてくると、手だけでなく、目も離しても大丈夫・・・と感じられるかもしれません。

 

ひとりで学習できるようになっても、難しい問題が目の前に立ちはだかることも多々あります。

 

年齢がすすみますと、「問題を自分で克服できる成功体験」をもって、自らの力でクリアしていけるでしょう。

 

ですが、まだまだ「ひとりで学習できるようになった」ころには、「書くこと自体が結構疲れる」とか「うまく書けない」「足し算が分からない」など、大人が気づきにくいようなトラップがあります。

 

出来ているときも気にかけておきつつ、「なんか、嫌がっているな」と感じられたときには、しっかりとコミュニケーションを取りましょう。

 

そして、「どこがハードルになっているのか?」確認の上、親御様が問題をクリアできるような策を講じてあげるのがおすすめです。

 

幼児期の自宅学習について

幼児期の自宅学習への取り組みは、ご家庭でのはたらきかけの影響も大きいですが、お子さま方それぞれのもってうまれた気質もあります

 

個々に、お勉強スイッチの入るきっかけが異なりますから、じっくりとお子さまのご様子を観察してみてくださいね。

 

今回は、親子で一緒にお勉強習慣をつくり、その後、少しずつひとりで机に向かえるようにすすめていくことで、「ひとりで学習できる」状況になりやすい、というお話をさせていただきました。

 

もしよろしければ、参考にされてください。

 

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